● 2日目 まずは拳を握りしめろ! ●




 さてさて、2日目です。

 んじゃあ具体的にどう楽しむんだというハナシになりますが、難しく考えるこたァありません。一番手軽で簡単なのからいきましょう。

 まずは大の時です。便座に座ったら(もしくは便器にまたがったら)、・・・そうですねとりあえず左の拳を握りしめてみましょう。きばり始めたら拳はぐぃっと前に突き出します。もぉ思いっきり握りしめると、堅いウ○コも気合いを込めてひり出すことが出来てとってもGood!です。
 んでモノがむにゅむにゅと出てきますね、ここからがポイントです。最後の一塊りが菊門を通り過ぎ終わったその瞬間に意識を集中します。「出きった!」と思ったら、拳を手のひら側が上に来るようにひねりながら、ぐぃっと自分の脇の下めがけて引いてください。この際同時に、右手をやはり軽く逆手に握って前に突き出すとより完璧です。
 さーて、もう何をやったかは判りますね。ちょっと前にプロ野球のピッチャーがピンチを三振で凌ぎきったときなんかにやる、ガッツポーズです。
 スポーツ選手でもない普通の人なら、自分がそんなポーズをとる機会など、まずはおめにかからないでしょう。つうか、町中でいきなりあんなポーズとったら思いっきり恥ずかしいっス。
 んでもトイレの中なら何も恥ずかしがる必要はありません。だーれも見ちゃいないんですから。存分に楽しみましょう。特に堅めの時なんか、感動もひとしおですよ。
 表情にも気を使いましょうね。「よくぞっ、よくぞ出てきてくれたっっ!!」という感動と安堵の入り交じった味わい深い表情を心がけるのがコツです。
 高度なテクニックとしては、やはり目元に光る涙でしょうね。

 最後にヒーローインタビューがないのが、ちょっぴり虚しいところです。



 まあ最初のお遊びはこんなところですが、前回お便りを募集したところ、東浦和のまっちさんからさっそくお便りをいただきました。

(前略)
ところで、私もうんちくんに相談したい悩み事があります。
ウォシュレットについてなんですが、(インラインでいうローラーブレードのような呼び方ですね)
最近引っ越した新本社ビルがウォシュレット標準装備なんですが自宅のと違って、どうも照射位置がかなり前なんです。微調整できるはずと思いスイッチ類を探すのですがケチって安いのを付けたようで自分が動くしかありません。周りの人に聞くと、みんなウォシュレット自体使う習慣が無い人ばっかりで、かと言ってこんな話は身近な同僚以外に聞けませんからね。職場環境の改善委員会みたいのはあるんですが、もし安易に相談をもちかけてアンケートの結果『そんんこと無いよ』なんてことになったら自分の体の構造を否定されることにもなるし。小さな悩みなんですが、この場をお借りして告白させてもらいました。


 味わい深いお便りですね。温水洗浄便座の位置問題については、既に第11日目(もうちょっと早まるかもしれません)で取り上げる予定というか、原稿も準備済みです。うんちくんの回答は、その時まで待っててくださいね。
 ワタクシ的には後ろに行ってしまう場合が多いので難儀しています。自分だけが使う温水洗浄便座ならともかく、公共の場所のはそのつど微調整というのも面倒な話です。位置調整をする過程を楽しみたいのなら話は別ですが、とりあえずは腰のグラインドで前後まんべんなく洗うのもまた良し・・・ということで、安い固定式でもいいんぢゃないでしょうか?
 とりあえず穴の位置はみんなてんでバラバラなんで、アンケートをとっても体の構造を否定されることはないと思いますよ。人格は否定されてしまうかもしれません。


 そんなわけで、次に続きます。

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