03年2月11日(月)
 なんとも日曜は、東西ほどほどに荒れたレースが多かったな。コーナーの予想はなんとか的中したから良いが、基本的には雨の翌日の競馬など、よほどの確信がない限りは手を出さない方が賢明というものぢゃ。君子危うきに近寄らずぢゃな。特にダートはいかん。JRAの砂の状態の発表がアバウトで大ざっぱなだけに、予想も付かないタイムの決着となったりする。一鞍の予想に中山10Rを選んだのは明らかなわしのミスチョイスぢゃ。他所の予想屋さん達も概ねこの馬を自信の鞍として推奨していたようぢゃが、このレースを選んだ時点で半ば敗北は決しているといっていい。狙い澄まして芝馬を買うつもりなら、手を出すなとはいわんがな。
 京都メインはまああんなもんぢゃろ。わしがよく口にする、トルクとスピードの違いぢゃな。強い馬は確かに両方を備えている。が、両方を極限のレベルで持ち合わせた馬は、それこそ非常に稀ぢゃ。高いレベルでの戦いになれば、そのトルクとスピードの天秤の振れ具合が、競馬場や馬場状態などの要素を孕んで、最後には数センチを分ける要素になる。1200のG1でしばしばそれまでのステップレースとは違った結果が演出されるのは、極限のハイペースに加えてトップスピードに勝る馬に有利な場で行われているという事実も大きく影響しとるというわけぢゃ。若干トルクに勝るサニングデールは坂のあるコースで1200のG1をやるのなら候補に入れてもいい逸材ぢゃが、高松宮記念では、おそらくわしが印をつけることは無いぢゃろう。

03年2月6日(水)
 なんだかんだ言いながら、メインの予想ばかりになっとるのう。これは、やはり新年のごちゃごちゃした間は、除外の出まくる平場や特別も、不確かさではメインとあまり大差ないという理由によるものぢゃ。そろそろ時期的にも落ち着いてきたので、特別や最終の予想も混じり出すかもしれんぞ。
 それにつけてもこの時期は、どの陣営も明確なひとつの目標を見据えて出走ステップを切ってきているわけではないので、ぶっちゃっけ順調でない馬や休み明け、勝負気配の無い馬が多い。それゆえ血統やクラシックの実績等が殊更誇大に評価されることが多いんで、変な人気馬が出る事がしばしばぢゃ。キッチリやっとるのは3歳戦(でも、この時期にはまだあまり手を出したくないのう)と、せいぜいフェブラリーS路線、宮杯路線の連中ぐらいかのう。ゆめゆめ騙されてはいかんぞ。

02年12月25日(水)
 年末はとにかく不調じゃった。特に2歳馬がらみには痛い目にあってしまった感があるな。メインならどんなレースでも雨でも混戦でも前日予想というのは、まあ、当たらんのはわしの不徳とは言え、少なくとも儲けるのに最短の道ではないのは確かぢゃ。来年は特別+最終あたりから一鞍をピックアップという形に変更して、メインには若干コメントを付ける程度という形式に変更していくことにしよう。来年は心機一転ぢゃ!

02年11月24日(日)
 JCは惜しい万券のタテメぢゃったな。シンボリクリスエスが随分カリカリきとると思ったら、案の定スタートタイミングをミスって、チグハグなレースをしてしまった。マトモなら絡めたぢゃろう。勿論わしはパドックを見て1番からの狙いに切り替えてGETぢゃ。皆にはすまんことをしたが、これが馬の調子を見てからUPの出来ないWEB予想の辛いトコぢゃな。わしが2頭だけピックアップした外国馬がワンツーしたことになったわけぢゃが、この2頭は日本競馬以上のスピード競馬をキッチリ勝ち上がっておる、固い馬場向きの馬だったんぢゃ。馬柱をみりゃわかる。あとは騎手。やはり外国騎手にまだまだ一日の長があるということぢゃな。情報量が少なくて苦労するJCぢゃが、まあこんなふうにやれば勝てるっちゅうこっちゃの。
 もうひとつ、ジャングルポケットについて触れておこう。フジの解説者は出来上がって申し分ないみたいなことを言っておったが、腹があがっていただけない出来ぢゃ。GCなんかの解説では、そこをきっちり指摘しておったがな。ともあれ、TVで喋っておる奴だからからといって相馬眼があると騙されてはいかんぞ。それでも5着にくるんだから確かに能力はある。ぢゃが、年末は、今度は荒れた馬場が敵になるぢゃろうよ。残り3戦、今年のG1に武豊の勝ちはないと見るが、果たしてどんなもんかのう。

02年11月3日(日)
 アルゼンチン共和国杯は、久々にヒットできたのう。スランプというのは誰でもあるもので、そこをどう凌ぐかで、勝ち負けというものが決まってくる。ドツボの時にはその週の競馬を休んでしまうのも有効ぢゃ。ぢゃがこうして毎週予想をアップしておると、逃げがきかないからスランプというのは厳しいものよな。とまれ、わしの実際の馬券収支は、この連敗中もキッチリプラスとなっておる。ここはもう暫く信用してついてきてもらうしかないな。信ずるものは救われるのぢゃ。

02年10月20日(日)
 菊花賞はああなっちまったら仕方がないのう。レースを作るべき馬がいなくなってしまっては、大荒れになるのも当然。結果は正当な実力の評価ではない。むしろ、余力を残して負けた人気馬達の次走に期待というところぢゃな。まあこういうことがあるから、メイチの勝負なんてものはやってはいかん。常に余力を残して馬券を買うようにな。

02年10月6日(日)
 毎日王冠はすまなんだのう。江田があそこまでアメリカンボスをしごくと予想できなかった時点で負けが決まってしまった。もうちょい緩いペースになるかと思ったんぢゃが、あのとおりで前も止まらねば、サンライズペガサスは届きゃあせん。マグナーテンも地力をつけたようぢゃ。坂もビンビン伸びとったしな。今回は完全な読み違いぢゃ。
 京都大賞典は案の定の固さじゃったな。わしは実際の馬券は馬単の勝負に行ったが、3連複でも340円じゃ、なんとも儲けようがないのう。この週末はダメダメぢゃ。次週に頑張るとしようか。


02年9月29日(日)
 とりあえず復帰初戦は飾らせて貰えたようじゃな。サニングデールは枠順に加えて若さが出たかのう。最後方からでは勝負になるわけがない。サーガノヴェルは押さえ込んではいかん。鞍上がああ捌いた時点で勝機はなくなった。残るは古馬3頭の争いとなったわけぢゃが、平坦の追い比べで、やはりサンデーサイレンス血統の勝負根性が他2頭をしてしまったということかな。アドマイヤコジーンショウナンカンプの差は、予想の通り馬場の差につきる。重の適性というのは爪の形や走り方の他に、真面目さやガッツといったスピリッツの要素が重要になってくるのぢゃ。ビリーヴはそれに勝っていた。3歳の2頭は馬群の中ぢゃが、これで狙いを下げる必要は無い。こちらは冬以降に主役に名乗りをあげてくることは間違いないところぢゃ。んぢゃ、次週も気張るかのう。